はやぶさラボ

地球科学の若手研究者のプライベート

心がもやもやしたら自転車に乗ろう

久々の更新のテーマは、自転車の乗ることで心に思っよりも良い影響を与えるという話。

 

筆者は学生時代バリバリ競技をやっていたが、愛車が盗難に遭って以来、自転車はおろかスポーツすらやらなくなってしまった。

 

物心つく前から水泳や自転車に毎日励んできた筆者にとっては異常事態だ。

 

でも、仕事・研究で忙しいから、幸せ続きでお金がないからと理由をつけて、もやもやしつつも、これもいい大人になったからなんだと自分を納得させていた。

 

そんな時に、クロスバイクを譲ってくださるという方が現れた。

 

車種はGIANTのESCAPE R3。クロスバイクを広く普及させたロングセラーの名車だ。

 

長くロードバイクに乗ってきた身で満足できるかなぁと少しの不安もあったが、人こぎ乗って吹っ飛んだ。

 

ほんと楽しい、自転車。

もう一度言う、ほんと楽しい!

 

もうその日からすぐにタイヤを交換し、ポジションを出し、走りまくった。往復35キロの通勤も始めた。

 

するとどうだろう。楽しいだけじゃなく心も頭もすっきりするようになった。走っている間に悩みも洗濯されるようにきれいに解決する、いい研究アイデアも浮かんでくる。心がとても軽くなった。

 

こんなことならもっと早くから無理にでもなんでもいいから自転車を買っておけばよかった。でも、人から直接手渡しでいただいたいい自転車なので愛着も沸く。出会うべくしてであった自転車なんだろうなぁと思う。

 

どこかで見たけれど「トラック1台分の薬より、一台の自転車」というのはまさにそうだと思う。

 

それは、自転車に乗ることが、ほかに数あるスポーツの中でもまた違った効果を、体と心に与えるのではないだろうか。

 

自転車は、人が人力で最も速く遠くまで移動できる手段だ。スポーツバイクに乗らない人は、100キロ走った、200キロ走ったというと驚くけど、乗ってみると案外行けてしまうものだ。

 

そして、得られるのは自分が今までは信じられなかった距離を走ったんだという達成感と、普段とは違う景色が普段とは違う速度で流れていく爽快感、風や温度や音をダイレクトに感じる新鮮さだ。

 

この非日常感が心と体を刺激して、たまった毒を綺麗さっぱり洗い流してくれるんだと思う。

 

だから、何かで何かを発散したい、自転車に少しでも興味があるという方は、7万円握りしめてESCAPE R3と、ライト、鍵、ヘルメット、ポンプを買って、とりあえず隣の県まで行ってみてほしい。

 

素晴らしい世界が待っているはず。

 

久しぶりのスポーツバイクであるESCAPE R3は、自転車の素晴らしさを思い出させてくれた。譲っていただいた方、本当にありがとうございました。