ポルトフィーノ:東京ディズニーシー・ポルトパラディーゾのモデルとなった街
昨年の夏に所用でミラノに行ったついでに、東京ディズニーシー・ポルトパラディーゾのモデルとなった、ポルトフィーノという村に行ってきたので、その思い出し旅行記を書いてみようと思います。
ポルトフィーノは、イタリア半島の西側、リグリア海に面する小さくてかわいい漁村です。
ミラノからだと日帰りで十分ですが、1日がかりの旅になります。ここでそのときの行き方を少しまとめてみます。
ミラノからインターシティに乗って南下し、ジェノヴァを通り過ぎてからリグリア海沿いを東に進むと、ポルトフィーノのある半島の付け根にある駅「S. Margherita Ligire Portofino」に到着します。
列車でリグリア海沿いを走っているときは右側に綺麗な海岸や村が見えるので、車両の右側に座るとよいでしょう。
S. Margherita Ligire Portofino駅前にはすでに宝石のような風景が広がっています。
駅からはバスで半島の先っちょにあるポルトフィーノを目指します。バスからは港町と青い海のきれいな風景を楽しめますが、大観光地だけあってバスは激混みです。途中でお年寄りや小さな子どもたちも乗ってきたので席を立ちましたが、左側の窓際に立ったおかげで海側のきれいな景色が楽しめました。
走っているとポルトフィーノに似た雰囲気の村がいくつか見えますが、その最後の村がポルトフィーノです。途中で下車して歩いくのも楽しいのですが、狭い道を車やバイクがひっきりなしに走っているので少し危ないです。
さて、いよいよポルトフィーノに到着です!
どうでしょう、とっても綺麗なかわいい村です。まさにディズニーシーのポルトパラディーゾですね!カラフルな美しい港と青い海に白いヨットが映えます。
さてここでレストランに入ってみようとメニューを見てびっくりです。ミラノでは10ユーロ以下でも食べられたパスタが25ユーロもします!さすが高級リゾート地…
ところが、高いのはディズニーシーでいうミラコスタ周辺の一等地レストランでの話。
中心から外側に向かっていくとだんだん安くなり、ディズニーシーでいうザンビーニのあたりではパスタが12ユーロくらいになります。
私が入ったのはそのレストラン。写真はジェノヴェーゼ、12ユーロです。これがうんまいんです!私は名前を知りませんが、手のひらでねじったようなこのショートパスタとジェノヴェーゼソースぼ相性が素晴らしいです。さすがジェノヴァの近くですね。
食事後にディズニーシーでいうローマ水道橋のあたりまで向かったところ、突き当たりに山へ登る階段があったので登って見ました。この階段は山の上のお城に行くかわいい小道に通じていました。
その道の途中からは、ポルトフィーノの全景を見渡すことができます。緑がまぶしい木々やかわいい花、風、太陽の光、波の音がとっても爽やかでした。
ここから見るとポルトフィーノとポルトパラディーゾは地形的にかなり違うなあと思います。ポルトパラディーゾが開けたところあるのに対して、ポルトフィーノは周囲を山に囲まれて、リアス式海岸のようになってます。背後がかなり険しくなっているのも、ディズニーシーしか知らない私にはとても新鮮でした。
私は今回ひとり旅だったのでこれ以上のことはせず、さらに帰りのインターシティを逃すと辛いことになるので、夕方頃ににポルトフィーノを後にしました。
ポルトフィーノは美しい村でしたが、ポルトパラディーゾもとっても美しい大好きな街です。今回の旅で、このポルトパラディーゾを創った人たちの思いがなんとなくわかったような気がしました。